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不動産投資からわずか4年で脱サラを果たした30代の投資手法とは

このインタビューは、元サラリーマンが約4年半で不動産賃貸業により経済的自立を果たし、サラリーマンを辞めて専業大家になった経緯と、その背景にある思考や戦略、行動について詳しく語った内容である。

インタビュー対象者は、会社員時代の年収は約500万円、貯金も同程度という、ごく一般的な経済状況からスタートしている。

営業職を長年経験し、BtoB、BtoCの両方をこなす中で、個人事業主的な働き方やフルコミッション制の営業も経験し、「自分の時間を生きていない」と感じたことが事業への憧れにつながった。

こうした背景から、サラリーマン生活への違和感と自己実現への強い願望が、不動産投資を始める動機となった。

 

不動産投資との出会いはYouTubeであり、特に「モフモフ不動産」や「フカポン」といった異なる手法を持つ投資家に影響を受けた。

自身もDIYでの中古戸建て再生からスタートし、その後徐々に規模を拡大。

投資エリアは中国・四国地方(広島、岡山、山口、香川)で、現在の所有物件は117室、野立て太陽光3基、貸倉庫や駐車場も所有している。

借入総額は約5.5億円、家賃年収は約6,200万円、税引き前キャッシュフローは年間2,000万円に達している。

 

サラリーマンを辞めたのは2024年2月末で、辞職時点ですでに税引前キャッシュフローが1,200万円を超えていたため、不安はなかったという。

ただし、事業規模の急速な拡大による資金繰りには常に神経を使っており、リスクとの隣り合わせであることも認識している。

資金運用については、常に会社にある資金を積極的に回し、複数の物件に対して同時に金融機関へ融資打診を行うなど、攻めの姿勢を貫いてきた。

不動産投資における成功要因の一つとして、地域特性にも触れており、広島エリアでは金融機関の融資姿勢が比較的積極的だったことや、フルローンやオーバーローンが出やすい時期に参入できた運の要素も大きかったと自己分析している。

兼業大家としての時期は多忙を極め、金融機関との面談や物件視察の時間確保に苦労したが、不動産が趣味のように感じられていたため、苦痛というよりは楽しみながらこなしていた。

また、情報収集については書籍10冊程度の読書に加え、YouTubeやラジオといったリアルタイム性のあるメディアを重視し、車移動時などには耳学習を継続している。

 

不動産投資を始めた当初の目標は、月間キャッシュフローで税引き前100万円を確保し、サラリーマンを辞めることであった。

目標達成後は生活水準も上昇し、それに伴い必要なキャッシュフローも増加しているが、「足りない分は稼ぐ」という経営者的なスタンスで乗り切っている。

また、「若くして経済的に成功する」ことに美学を感じており、高級車や広い住居といった象徴的なステータスに価値を見出している。

全体を通じて、自分の時間と人生を自分の意志でコントロールしたいという強い欲求が行動の原動力となっており、兼業の時期を含めた地道な努力とタイミングを捉えた戦略的な行動が、短期間でのFIRE(経済的自立と早期リタイア)達成につながったことがうかがえる

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