WordPressブログには、
- アフィリエイト
- アドセンス
の主に2つの収益化方法があります。
知識ゼロから「ブログで稼ぐ」ことを目指す場合、何をどう始めていいのかさっぱり分かりません。
そこで今回は、初心者向けにWordPressブログでAmazonアフィリエイトを始める手順を紹介します。AmazonアフィリエイトはWebサイトの王道の収益化方法のひとつです。
個人ブログから法人大手メディアサイトまで、あらゆるWebサイトがAmazonを利用したアフィリエイトをしています。Amazonは各国のでサービスを展開しているので、国ごとにAmazonアソシエイトを利用できます。
ただし、日本からではアソシエイトを利用できない地域もあるため注意が必要です。今回の記事では、Amazon.co.jpで販売されている商品を対象としたアフィリエイトを前提としています。
Amazonアフィリエイトを始めれば、Amazon内の商品やサービスをブログで紹介して購入されたら、購入金額の数%を紹介料として得られるようになります。
ブログ記事内で商品を紹介する機会は多いので、Amazonアフィリエイトができるようになっておくと何かと便利です。
これからブログを始めるのであれば、ノウハウを習得することをお勧めします。
この記事を読めば、Amazonアフィリエイトを始めてから稼ぐまでのノウハウを学べるようになっています。
全くのゼロからブログ運営を始める方向けにも分かりやすいように解説しているため、まだサイトを持っていないという方にも参考になるかと思います。
目次
ブログを開設する
まだブログを開設していないという方向けに、まずはブログの開設方法を紹介します。
ブログには
- 無料ブログサービス
- 有料のWordPressブログ
の2種類がありますが、今回は有料のWordPressブログを開設する方法を紹介します。
「稼ぐ」ことを目的にするのであれば、無料ブログサービスは絶対に避けなければなりません。
ブログサービスの終了やそもそも広告を設置できないなどのリスクがあるからです。
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レンタルサーバーの契約 & WordPressインストール
WordPressブログを開設するためには、レンタルサーバーを契約しなければなりません。
WordPress自体は無料で利用できますが、WordPressをインストールするために必要なサーバーとドメインには毎月固定費がかかります。
サーバーの性能にもよりますが、合わせて1000円/月ほどになります。
当サイト「Blogging」は、エックスサーバーを利用しており、毎月1000円ほどの固定費で運営されています。
WordPressでブログを開設する理由はたくさんあります。
- アップデートによりセキュリティが強化され続けている
- 自由に広告設置が可能
- ブログが消えることはない
- 上位表示されやすい
- ブログ運営に便利なプラグインを利用可能
- 情報が充実している
WordPressは、全世界の30%以上のWebサイトに使われていると言われています。
利用者が多いことから、今でもアップデートが続けられており、利便性やセキュリティが向上しています。
Googleアドセンスなどの広告を設置する場合は、独自ドメインが必要になるため、長期的に運営していくのであればレンタルサーバーでWordPressブログを開設しましょう。
一方で、WordPressにもデメリットはあります。
- 分からないことは自力で解決しなければならない
- 使い慣れるまで時間がかかる
デメリットがあるものの、全て許容範囲のものでありメリットの方が圧倒的に上回っています。
どんなツールも使い慣れるまでには時間がかかります。
初めは苦労しますが、何記事も投稿していく過程で使い慣れていくしかありません。
レンタルサーバー会社経由でブログを開設することで、
- サーバー契約
- ドメイン取得
- WordPressのインストール
の全てが完了します。
すぐに記事を書き始められる準備が整うということです。
ですが、ブログを開設しただけではまだ記事を書き始めることはありません。
この後に、WordPressテーマやプラグインをインストールします。
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WordPressテーマ
レンタルサーバーでブログの開設が完了したら、WordPrsesテーマをインストールします。
WordPressをインストールしたばかりの初期テーマでは、読者に分かりにくく見づらいデザインになっています。
広告を設置するためのスペースやカスタマイズ性に欠けるため、別途WordPressテーマをインストールしましょう。
WordPressテーマには、無料・有料のものがありますが、1年以上長期的にブログを運営していくのであれば有料のテーマを推奨します。
単純に、無料テーマでは機能が物足りないからです。
無料テーマを利用していると
- 見やすいように文字の装飾をしたい
- サイトのレイアウトを変更したい
- 広告を好きな場所に設置したい
などの欲が出てきます。
このようなときに無料テーマを使用していると「有料テーマに切り替えた方がいいかな〜」と迷い始めます。
私も1つ目に開設したWordPressブログには、無料の「Cocoon」というテーマを利用していたのでこの気持ちはよく分かります。
無料テーマから有料テーマに切り替えることもできますが、これは全くおすすめできません。
ブログ運営の途中でWordPressテーマを入れ替えてしまうと、記事のレイアウトや装飾が総崩れしてしまうからです。
また初めの記事から書き直さなければならなくなります。
これには絶望したことを覚えています。この段階で70記事以上投稿していたので、書き直しに2ヶ月ほどかかってしまいました。
また、1からテーマに使い慣れていかなければなりません。
このサイトでは「ACTION(AFFINGER6)」という有料テーマを利用しています。
アフィリエイトサイトから企業のコーポレートサイトにも使われるテーマなので、用途に合わせたカスタマイズが可能です。
複数サイトで使い回すことができるため、2つ目、3つ目のサイトを開設するときにも利用できます。
このブログは、私が開設した4つ目のサイトです。
比較的シンプルなデザインに仕上がっていますが、カテゴリーごとの人気記事や収益記事をトップページに表示するカスタマイズなども可能です。
▶︎ WordPress有料テーマ「ACTION(AFFINGER6)」を購入・インストールする手順を解説
プラグインを入れる
WordPressテーマのインストールまで完了すれば、次にすることはプラグインのインストールです。
プラグインは、WordPressでブログを運営するために役立つ機能です。
- アクセス解析
- 画像の表示速度向上
- セキュリティ攻撃からの保護
プラグインはサイトを分析したり、守ったりする上で欠かせないものです。
WordPressの管理画面からすぐにインストールできます。
記事を投稿する
ここまでの準備が完了すれば、いよいよ記事を書き始めます。
書き始める記事は、Amazonの商品を紹介する記事です。
なぜなら、Amazonの商品やサービスをブログで紹介して売れなければ、Amazonアソシエイトと提携して成果報酬が得られないからです。
Amazonアソシエイトとは
Amazonアソシエイトとは、Amazon自体が運営しているアフィリエイトプログラムです。アフィリエイトリンクを生成したり、どのような商品が売れて、いくらの紹介料が発生したかなどのレポートが確認できます。
Amazonアソシエイトと提携するためには、
- 実際に使っている商品のレビュー
- Amazon PrimeやKindle unlimitedの紹介
などの記事を書くと良いでしょう。
Amazonの売上に貢献する記事であれば、提携が承認されやすくなるからです。
Amazonの商品を宣伝してくれているのに、提携を否認する理由はありません。
ですが、コンテンツの質やジャンルによっては提携が否認されることもあります。
Amazonアソシエイトは何度でも提携申請が可能なので、記事のクオリティを上げたり、記事数を増やしたりして再申請しましょう。
ASPと提携する
Amazon商品のアフィリエイトをするためにはASPと提携しなければなりません。
前述の通り、Amazonアソシエイトが第一候補になりますが、もしもアフィリエイトとも提携しておくと良いでしょう。
もしもアフィリエイトは、報酬率がAmazonアソシエイトと同じであるにも関わらず、かんたんリンクなどの便利機能を利用できます。
Amazonアソシエイト
Amazonアソシエイトは、Amazon本体が運営しているため機能が充実しています。
- Amazonの商品ページからアフィリエイトリンクが生成できる
- 売れた商品の把握
- 毎日の紹介料の推移
- クリック数・コンバージョン率の数値確認
- セール情報の事前確認
Amazonアフィリエイトをしていくために、必要なデータを取得できるようになります。
実際にAmazonアソシエイトに登録する手順を解説します。
なお、下記で紹介している手順は2021年9月3日時点のものになります。
step
1Amazonアソシエイトにアクセス
まずは、Amazonアソシエイトにアクセスし
- メールアドレス or 電話番号
- パスワード
を入力します。
Amazonを利用したことがあればスムーズに進みます。
step
22段階認証
登録している電話番号宛にワンタイムパスワードが送信されるため、入力します。
step
3住所を選択
すでにAmazonを利用したことがある人であれば、登録している住所が表示されます。
情報に間違いがなければそのまま選択し「上記の紹介料受取人」を選択します。
step
4税務情報の登録
step
5ウェブサイト or モバイルアプリの登録
「ウェブサイト情報の入力」にブログのURLを入力します。
「追加」すれば、下のエリアに登録したブログのURLが反映されます。
URLを追加したら「次へ」を選択します。
step
6ウェブサイトとアプリの情報
Amazonアソシエイトやサイトの情報などを登録します。
Webサイトの内容は、あなたのサイトがどのようなジャンルを取り扱っているかを簡単にまとめてください。
私は1行だけで申請しましたが、問題なく通過しました。
そこまで重要な審査基準にはなっていないようです。
ブログのトピックやジャンルを選択します。
ブログへの集客方法について選択します。
ほとんどの場合が
- サーチエンジン最適化(SEO)
- SNS
になると思います。
個人的な予想になりますが、ブログへの集客方法は「サーチ連動型広告」や「ディスプレイ広告」は選択しない方がいいかもしれません。
Amazon自体が広告を出稿しているため、アフィリエイト記事では広告を使ってもアクセスを集めるのが難しいからです。
また、広告予算にもアクセス数が依存してしまうため、お金を使わずに集客可能なものを選ぶと良いでしょう。
最後に画像内の英数字を入力して、利用規約に同意し「完了」を選択します。
「Amazonアソシエイト・プログラムへの登録申請ありがとうございます」というメッセージが表示されれば完了です。
この後に、お支払い情報と税金情報を登録することができますが、まだ成果報酬が発生する見込みがない場合は後回しにすることもできます。
サイト登録後に審査
実際にAmazon商品を紹介してアフィリエイト報酬を得るためには、サイトが審査され、承認されなければなりません。
上記の手順で、サイトを登録しただけでは審査が開始されるわけではありません。
具体的には、サイトの登録後180日以内に3件以上の適格販売が必要になります。
サインアップ後、一定の適格販売が発生すると、アソシエイト・チームがあなたの申請を確認します (サインアップから 180 日以内に 3 回以上の適格販売の発生が必要です)。 あなた自身による注文は審査対象となりませんのでご注意ください。 審査では、あなたから提出されたすべてのサイト (ウェブサイト、モバイルアプリ、SNS ページ) がチェックされ、Amazon が求めるカスタマーエクスペリエンスの基準に達しているかを確認されます。
サイト登録から180日以内に3件以上のAmazon商品 or サービスをブログ経由で販売した後に、ようやく審査が行われます。
間違っても自分のブログから商品を購入してはいけません。
最悪の場合、規約違反によりアカウント停止になる場合があります。
サイト審査に通過するためには
3件の成約が発生するとブログが審査されますが、それなりにサイトのコンテンツが充実していなければ、提携が否認されることもあります。
すべてのサイトには、たとえ広告が削除された場合であっても、しかるべき量のオリジナルコンテンツが必要です (少なくとも 10 件の投稿が必要です)。また、これらは公開 (例えばクローズド・グループであったり、ペイウォールによってアクセスが規制されていない状態) されている必要があります。 不適切なサイトはいかなる状況でもプログラムに参加できません。
Amazon公式によると、最低10記事のオリジナル投稿が必要になります。
SNS等で集客できるなら10記事でも成約に繋げることはできるでしょうが、検索エンジンからしか集客できない場合は3件の販売はかなり難しいでしょう。
開設したばかりで10記事しかないブログは、簡単には検索上位に表示されないからです。
SNSでも記事を拡散し、検索エンジンに依存しない流入元を確保しましょう。
Amazonアソシエイト以外のASP
Amazonアソシエイトの他にも、Amazon商品のアフィリエイトが可能なASPがあります。
A8.netともしもアフィリエイトがありますが、もしもアフィリエイト一択になります。
A8.netでは、商品が購入された時の成果報酬が少なくなってしまうからです。
もしもアフィリエイトであれば、Amazonアソシエイトと成果報酬が同じになります。
もしもアフィリエイトとAmazonアソシエイトの紹介料率
Amazonサービスの紹介料
Amazonサービスの紹介料は時期によって変動する場合があります。
「Audible」などは、以前3000円/件の報酬を出していましたが、今は1,500円になっています。
「Audibleのユーザー数を増やそうとしていた」というAmazonのマーケティング戦略が垣間見えますね。
対象プログラム | 紹介料 |
Amazonプライム | 500円 |
Amazonプライムビデオ | 500円 |
Amazon Music Prime | 500円 |
Prime Student | 1,000円 |
Kindle Unlimited | 500円 |
Amazon Music Unlimited | 500円 |
Amazonベビーレジストリ | 500円 |
Audible | 1,500円 |
Amazonビジネス | 3,000円 |
Amazon Kids+ | 500円 |
2021年9月3日時点
1件の成約につき500円〜3000円の成果報酬が得られるため、商品を売るよりかは稼ぎやすくなります。
現時点では、Amazonビジネスの報酬3,000円/件が最も高単価の案件になっています。
無料体験でも報酬が発生するサービスが多いため、ブログ読者側としてもハードルが低く、成果が発生しやすくなります。
記事に読者を集めることさえできれば、コンバージョン率は高くなりやすい案件です。
もしもアフィリエイトの方が審査が易しい
Amazonと提携するための審査は、Amazonアソシエイトよりかはもしもアフィリエイトの方が易しい印象です。
180日以内の3件以上の適格販売の条件がないため、サイトのコンテンツが充実していれば比較的審査には通りやすいでしょう。
私がもしもアフィリエイトでAmazonと提携できたときは、50記事以上投稿していたため1発で提携できました。
まずはブログのコンテンツ作りに専念しましょう。
もしもアフィリエイトのメリット
もしもアフィリエイトには、Amazonアソシエイトにはないメリットがあります。
Amazonの他にも、楽天市場やYahooショッピングなどの複数のECサイトへのリンクを同時に掲載可能な「かんたんリンク」という機能が利用できます。
ブログに訪れた読者は、必ずしもAmazonを利用しているとは限りません。Amazonを使い慣れていない人もいるはずです。
そのような読者向けに他のサイトへのリンクを掲載しておけば、普段使い慣れているサイトで商品を購入してくれるかもしれません。
機会損失を防ぐためにも、複数のECサイトへのリンクを掲載することをおすすめします。
Amazon商品は紹介料率が低い
ブログひとつあれば誰でも気軽に始められるAmazonアフィリエイトですが、「稼ぐ」ことを目的とする場合はあまり効率がよくありません。
Amazon商品が売れた場合の紹介料率は0.5%〜10%です。
紹介料率2%・2万5千円のテレビが売れたとしても、得られる報酬は500円です。
月に1万円の収益を達成するためには、20台も購入されなければなりません。
膨大な量の記事を書いて集客できるなら、Amazonアソシエイトだけでも月10万円を稼ぐことはできますが、かける労力に対して稼げる金額は大きくはありません。
これがAmazon商品などをアフィリエイトする時のデメリットともいえます。
紹介していない商品も成果報酬の対象
Amazonアフィリエイトでは、紹介していない商品が購入された場合も成果報酬の対象になります。
そのため、アフィリエイトリンク経由でAmazonへと誘導することができれば、思いもよらぬ成果報酬が発生することもあります。
そんなに頻繁に購入されるわけでもないので「購入されたらラッキー」くらいに思っておきましょう。
アフィリエイトリンクでゲームソフトを紹介
アフィリエイトリンク経由でAmazonへアクセス
ゲームソフトのついでにコントローラーも購入
この場合、ゲームソフトと一緒に購入されたコントローラーに対しても紹介料が発生することになります。
例えば、ブログで漫画の第1巻を紹介したとします。
漫画はまとまって購入する人も多いため、2巻、3巻、4巻....と同時に購入される可能性も十分にあります。
AmazonアフィリエイトのCookieは24時間有効なため、短時間で購入に結びつきやすい低単価商品との相性が良くなります。
アソシエイトリンク (アフィリエイトリンク)をクリックして、訪問者が Amazon.com. を訪れた後、24 時間以内にショッピングカートに追加された商品が、紹介料の対象となります。ただし、訪問者が商品を注文したり、別のアソシエイトリンク(アフィリエイトリンク) 経由で注文した場合、その時点でセッションは終了となります。一度セッションが終了すると、その後に追加で購入された商品は紹介料の対象とはなりません。なお、訪問者が再度アソシエイトリンク(アフィリエイトリンク) をクリックしてAmazon.co.jpを訪れた場合、新たなセッションが始まります。
引用:Amazonアソシエイト
アフィリエイトリンク経由で一度購入されると、その後に購入された商品は紹介料の対象外となるため、いかにまとめ買いしてもらうかが重要です。
自作PCパーツを紹介しているブログなんかは相性が良いですね。
いくつもの高単価パーツが必要になるため、まとまった紹介料を得られるチャンスがあります。
Amazonアフィリエイトリンクの貼り方
Amazonアフィリエイトリンクを生成する方法は、Amazon.co.jpからの方が簡単です。
ただし、Amazonアソシエイトにサイトを登録している場合に限ります。
Amazonからリンク生成
Amazon.co.jpのサイト上部には、アソシエイトツールバーが表示されています。
紹介したい商品ページを開いた状態で選択することで、個別の商品ページへのアフィリエイトリンクを生成できます。
- テキストリンク
- 画像リンク
- テキスト & 画像リンク
テキストリンクは、短縮URLと通常URLを選択可能です。
どちらもアフィリエイトリンクとして機能します。
短縮URLはSNSなどへの貼り付けに利用すると良いでしょう。
アソシエイトツールバーを見てわかる通り、FacebookやTwitterとの連携も可能です。
Amazonアソシエイトからリンク生成
Amazonアソシエイトからも同じ種類のリンク生成が可能です。
「商品リンク」を選択します。
「検索キーワード」に商品名を入力します。
↓
表示された商品の「リンク生成」を選択します。
テキストリンク以外のアフィリエイトリンクは、WordPressのカスタムHTMLへコピペすることで表示されるようになります。
WordPressの執筆画面から「カスタムHTML」を選択し、AmazonアソシエイトからコピーしたHTMLを貼り付けます。
「ツール」▶︎「ソースコード」からも貼り付け可能です。
(※使用しているテーマやWordPressのバージョンによって画面は異なります。)
もしもアフィリエイトでかんたんリンクを使う手順は下記記事で解説しています。
▶︎【もしもアフィリエイト】Amazon、楽天市場へのリンクをまとめて表示するかんたんリンクの使い方
アフィリエイトリンクが動作するか確認
商品が売れて成果報酬を得るためには、正確なアフィリエイトリンク経由でなければなりません。
アフィリエイトリンクだと思ってブログに貼り付けていたけど、実は「ただの商品リンクになっていた」ということが起こり得ます。
つまり、商品が購入されたとしても紹介料が得られないということです。
この機会損失を防ぐためにも、リンク動作確認ツールで事前にチェックしておくことをおすすめします。(ほぼ不要)
Amazonアソシエイト管理画面 ▶︎ ツール ▶︎ リンク動作確認ツール
動作確認したいアフィリエイトリンクのURLをコピペし「リンクを確認」を選択します。
正しいリンクが貼り付けられていれば「有効:入力されたリンクのURLにはお客様のアソシエイトID、またはトラッキングIDが正しく関連づけられています。」と表示されます。
間違ったURLの場合は「エラー:入力されたリンクURLは、正常にアソシエイトIDまたはトラッキングIDが関連付けられていません。」と表示されます。
画像リンクは使えなくなった
Amazonアソシエイトでは、ツールバーから「画像リンク」と「テキストと画像リンク」を作成できていましたが、2023年11月30日でこのサービスが終了しました。
Amazon上部のツールバーから作成できるのはテキストリンクのみになります。
2023年12月31日以降は、サイトに設置されている画像リンクは表示されなくなってしまうため、別のリンクに置き換えるようにしましょう。
また、RinkerなどのAmazon以外の外部サービスによって表示されている画像リンクは12月31日以降も表示されます。
画像リンクが使えなくなることによって、一部では「Amazonアソシエイトがサービスを終了するのではないか?」という噂もありました。
しかしながら、12月31日以降もAmazon Product Avertising API経由で画像リンクを取得することができるようなので、今後もアフィリエイトサービス自体は継続していくでしょう。
なお、Amazon Product Advertising APIを使用するためには、アカウントを作成してから180日以内に3件以上の適格販売を発生させなければなりません。これは通常のアソシエイトプログラムの参加要件と同じになります。
商品価格は表示しない
ブログにAmazonアフィリエイトリンクを掲載する場合には、価格を表示しないようにしましょう。
Amazonの商品価格は、出品者が自由に変更でき、アルゴリズムによってリアルタイムに変動するため、ブログで正確な価格表示をすることはできません。
どうしても価格表示をしたい場合には、◯月◯日◯◯時点での価格なのかを明記しておかなければなりません。
Amazonアソシエイトアカウントを守るためにも、価格表示は避けるようにしましょう。
また、「品切れ間近」や「最安値」などの読者の見るタイミングによって変動する文言や根拠のない文言は使わないようにしましょう。
戦略を立てる
Amazon商品のアフィリエイトする時には「どうやったら売れやすいか」を考えましょう。
いわゆる雑記ブログで紹介する場合には、まとまった収益を得ることは難しいです。
雑記系のブログだと、網羅性に欠けるため検索エンジンの上位に表示することは難しいのです。
個別の商品を紹介する場合には「レビュー」や「感想」などのキーワードを狙い、実際に使用した上で記事にすると良いでしょう。
また、検索エンジンだけでなくSNSからの集客にも注力しましょう。
お金を使うのは人です。
人が来てくれなければ、アフィリエイト報酬が発生することはありません。
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どのような商品を紹介するのか
Amazonアフィリエイトで稼ぐためには、どのような商品を紹介するかも重要です。
紹介する商品が売れたとしても、低単価の場合は大きな収益にはつながりにくいです。
例えば、ブログで4,000円のモバイルバッテリー紹介し、購入されたとしても得られる報酬は80円です。
「稼ぐ」ことを目的とする場合はあまりにも非効率です。
そのため、できるだけ高い報酬が得られる高額商品を紹介するわけですが、高単価商品を紹介する記事は企業のメディアサイトが上位を独占しているのが現状です。
このような場合は、大手のメディアサイトが対策していないであろう「穴場キーワード」を狙うことをおすすめします。
穴場キーワードを調べる時には、Googleキーワードプランナーを使います。
本来は広告を出稿するときに使用するキーワードツールですが、ブログのネタ探しとしても十分活用できます。
新しいキーワードを見つける ▶︎ ウェブサイトから検索
上位に表示されている競合サイトのURLを入力し「このページのみ使用」にチェックを入れます。
「結果を表示」すれば、キーワードと検索ボリュームが表示されます。
これにより、競合の多いキーワードを避けて効率よくアクセスを集められるキーワードが調べられます。
この中から、検索ボリュームが低く・あまり対策されていないであろうキーワードを狙って記事を書きましょう。
検索ボリュームが少ないキーワードは、大手のメディアサイトでは対策されていないことが多いため、弱小の個人ブログでも十分検索上位を狙えるチャンスがあります。
狙いたいキーワードを検索してみて、1位に表示されるサイトを超える記事を書きましょう。
YMYLジャンルは選ばない
ブログで稼ぎたい場合は、YMYLジャンルは絶対に避けるようにしましょう。
YMYLジャンルとは
YMYLジャンルとは「Your Money or Your Life」の略称で、人の健康やお金などの人生に大きく影響を与えるジャンルのことを指します。
- 医療・健康
- 法律
- 金融
これらのジャンルは、権威性のない個人ブログで検索上位に表示することは極めて難しいです。
企業サイトや公的機関のサイト以外は、検索結果の圏外に飛ばされてしまい、表示されないということもあります。
たとえどんなにそのジャンルに詳しいとしても、個人ブログでの参入は避けましょう。
どうしても記事にしたい場合は、検索エンジンからではなく、SNSからの集客のみになるということを覚悟しておきましょう。
まとめ
アフィリエイトの手法に答えはありませんが、王道と呼ばれるようなやり方はあります。
テクニックばかりを追い求めるのではなく、読者のことを第一に考えた記事を書くようにしましょう。
今回は、ワードプレスブログでAmazonアフィリエイトを始める手順を紹介しましたが、TwitterやInstagramでもアフィリエイトが可能です。
アカウントを開設するだけで始められますが、Amazonアソシエイトには副サイトとしてのみしか登録できません。
つまり、初めてのAmazonアソシエイトの利用には、いずれにせよWordPressブログが必要になるということです。
ブログでのアフィリエイトに慣れてきたら、SNSアカウントでのアフィリエイトも実践してみると良いでしょう。
検索エンジン以外のユーザーにも見られる機会が増え、ブログにアクセスを集めることができます。
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