この動画では、30代半ばの男性から寄せられた「年収450万円で3700万円の新築マンションを頭金700万円で購入するのはありか」という質問に対し、結論として「ローンを組みすぎ」であり、推奨しないという見解が示されています。
動画冒頭で、回答者のプロフィールとして、高校生で起業し、10代で年間1億円以上の利益を上げた経験や、20年以上の企業歴があり、現在は経済的自由を達成していること、SNSで多くのフォロワーがいることなどが紹介されました。また、自身も不動産オーナーである経験を踏まえ、お金持ちから学んだ知恵を交えて質問に答える姿勢が示されました。
質問への直接的な回答として、年収450万円で3700万円のマンション購入はローン(3000万円)の組みすぎであり、もし自身が質問者と同じように700万円の頭金を持っていたら、住宅購入ではなく、その資金で事業を起こしたり、不動産投資や株式投資を検討すると述べられました。
給与所得だけでなく、事業所得や不動産所得、配当・利子所得といった給与以外の所得を育てることが重要であるという考え方が強調されました。
SUUMOに掲載されている住宅ローンモデルケースが紹介され、年収600万円未満のグループの平均年収が450万円で、平均3900万円の物件を購入し、3100万円の住宅ローンを組んでいるというデータが示されました。
これに対し、手取り年収や管理費、修繕積立金を考慮すると、住居費の割合が40%を超え、住居にお金をかけすぎていると指摘されました。
世間一般で言われる年収の6〜7倍の住宅ローンや、収入に占める返済比率30〜35%といった基準に合わせていてはお金は貯まらないと警鐘が鳴らされました。
「学長ならこうする」として、お金持ちは少数派であり、少数派に入るためには大多数の人が取らない行動、つまり事業を起こす、投資用不動産を買う、株を買うといったリスクを取る行動が必要だと述べられました。
贅沢は資産を貯めてからでも遅くないとし、給与所得で生活費と最低限の貯金を確保し、余剰資金で事業に挑戦し、その利益で不動産や株を購入していくという資産形成のロードマップが示されました。
具体的な例として、3700万円の物件に700万円の頭金を入れて3000万円の住宅ローンを組むと、35年間で590万円以上の金利を支払うことになる一方、同じ700万円で高配当ファンド(HDVのような)を購入すれば、毎年20万円からの配当金が期待でき、35年間で1000万円近い配当金を受け取れる可能性があると説明されました。
最後に、お金を増やしたいのであればどこかでリスクを取る必要があり、贅沢品の購入に追われる人生を送るのか、自分を豊かにする資産に投資するのかは自分次第であると述べられました。
起業や不動産投資、株式投資は、多くの人が思っているほど難しくないとしながらも、正しく順番に学んでいくことが重要であるとされました。
まとめとして、世間一般に流されているだけではお金持ちにはなれないこと、住宅情報誌などはプロのマーケッターが関わっており、購入を促すように作られているため、鵜呑みにしないことが重要だと強調されました。
最終的には自分がどうなりたいのかを明確にし、それに合わせた行動を取るべきであるというメッセージで締めくくられました。