この対談では、日本の教育、特に大学生の学習量について、海外の状況と比較しながら議論されています。
日本の大学生の学習量について、統計データではないものの、週刊誌程度の情報として、1週間あたりの平均勉強時間が1.5時間程度とされています。
これは、アメリカの大学生の平均7.5時間と比較して大幅に少ないです。
また、4年間で読む書籍の平均冊数も、日本の大学生が約100冊であるのに対し、アメリカの全大学平均で400冊、名門校群(アイビーリーグ)では平均1000冊と、大きな差があります。
海外の大学生の学習姿勢として、特にアメリカのレベルの高い大学では、日曜日でも午前中の教会以外は図書館で長時間勉強することが一般的であり、1日に14〜15時間勉強する学生も珍しくないと紹介されました。
日本の教育への提言として、文部科学省が大学に対して、学生がしっかりと勉強し、その成果に基づいて単位を出すよう指導すべきであるという意見が出ました。
具体的には、講義内容を理解していない学生には単位を与えない、卒業させないといった措置が必要ではないかと述べられています。
また、学生が単に知識を覚えるだけでなく、自分で調べ、考える力を養うことも重要であると指摘されました。
企業側も、採用において学力だけでなく、勉強に取り組む姿勢や能力をより重視すべきだという意見も述べられました。
自己啓発としての勉強について、現代は変化が激しい時代であるため、個人としても学び続けることが重要であり、そのきっかけとして短期留学を勧めています。
海外の大学生の学習に対する意識や生活に触れることで、刺激を受け、自身の学習姿勢を見直す良い機会になるとしています。
補足として、日本の大学生の学習時間が少ない背景には、大学の授業の質や評価方法、学生の意識など、様々な要因が考えられます。
海外の大学、特に名門校では、課題の量や授業の厳しさも日本の大学と比較して一般的に高い傾向があります。
留学は、語学力向上だけでなく、異文化理解や自己成長の面でも貴重な経験となり得ます。