この内容は、不動産投資での失敗経験と、今後同じ失敗を繰り返さないために「投資用ワンルームマンションの売却で少しでも高く売る方法」をテーマとした解説です。
特に、不動産業界の仕組みや業者選定の注意点を、投資初心者や被害経験者に向けて詳しく説明しています。
発信者のもとには、投資用の新築ワンルームマンションを購入した20代女性からの相談が届きました。
相談者は、上京したばかりの孤独と不安の中で出会った男性から親身に接され、信頼した末に不動産投資を勧められ、マンションを購入。
しかし購入直後に男性とは連絡が取れなくなり、今となっては騙されたと感じているようです。
さらにその男性から2軒目の購入も勧められていたことから、悪質な手口であった可能性が高く、発信者は「もっと早く警告動画を見ていればよかった」と彼女の後悔を紹介しています。
こうした背景を踏まえ、今回の主題である「投資用マンションを少しでも高く売却する方法」に話題が移ります。
発信者は、まず一社だけに売却を依頼する「専任媒介」は避けるべきと強調し、最低でも3社に査定を依頼する「一般媒介」を推奨しています。
また、焦って売却することも禁物とし、冷静に比較・検討する姿勢が大切だと述べています。
投資用ワンルームマンションはもともと儲かりにくく、業界全体が不透明で悪質な業者が多いため、一般の投資家が適切な物件を選び抜くことは極めて難しいと解説されます。
中でもワンルーム投資は「ゴミ物件率が高く」利益を出すのが難しいジャンルだと繰り返し述べられ、初心者がほぼ確実に損をする構造になっているとのことです。
さらに発信者は、不動産業界そのものの問題点に言及します。
見た目や肩書きは立派でも「弁護士のような顔をして心は詐欺師」的な人物も多く、悪質な販売手法(例:通帳改ざん、偽装交際、詐欺まがいの営業)も横行していると警鐘を鳴らします。
特に、将来への不安を抱えた婚活中の女性はターゲットにされやすいという点に触れ、相手の言動に惑わされないよう警戒心を持つことの重要性が説かれています。
その上で、不動産売買における報酬の仕組み(仲介手数料)についても丁寧に説明されます。
仲介手数料は売主と買主からそれぞれ3%ずつ、不動産業者に支払われる成果報酬であり、不動産業者は「売れなければ報酬ゼロ」の立場であるため、物件を売ることに全力を尽くす反面、売主にとって最善の提案とは限らないことが指摘されます。
業者が提示する価格や売却条件に安易に従うのではなく、自らも情報を集め、複数社を比較して慎重に進めることが、高く売却する上での必須条件であるとまとめられています。
なお、学びを深めたい人向けには、不動産業界の実態を描いた漫画『正直不動産』の紹介もあり、娯楽を通じて知識を得ることも推奨されていました。
全体として、この発信は「不動産投資の闇」について実例を交えて警鐘を鳴らすと同時に、損をした後でも損失を最小限に抑える方法を、冷静かつ実務的な視点で伝える構成となっています