この内容は、YouTubeチャンネル「節約オタクふゆこ」で発信された、SBI証券から新たに登場した3つの高配当株投資信託についての解説動画の要約です。
主に初心者向けに、ファンドの特徴、投資先、メリット・デメリットを丁寧に説明しています。
この動画ではまず、発表された3つのファンド──SBI-SPYD、SBI-VYM、SBI日本高配当株式ファンド──について紹介しています。
いずれも年率の信託報酬が0.1%以下という低コストである点が注目されており、特に新NISAの成長投資枠への対応も視野に入れられていることから、投資初心者にとって魅力的な選択肢になり得ると述べています。
ただし、注意すべき点として「インデックスファンド」という名称に惑わされないよう警告しています。
これらのファンドは市場全体に連動する従来のインデックス投資とは異なり、特定の高配当銘柄に絞って投資を行っているため、実際にはインデックス型ではなく、特定テーマ型の色が強い点を理解すべきとしています。
各ファンドの中身についても詳細に触れられています。
SBI-SPYDファンドは、S&P500の中から配当利回りの高い80社程度を選び投資するETFであるSPYDを投資対象としており、分配金利回りは4〜5%。
ただし、金融や不動産といった景気に敏感な業種への偏重が見られるため、経済状況に応じた影響を受けやすいとされています。
SBI-VYMファンドは、より多くの米国企業に広く分散投資するVYMを対象としたファンドで、配当利回りは約3%、経費率は0.06%。構成銘柄には金融、エネルギー、生活必需品、ヘルスケアといったさまざまな業種がバランス良く含まれており、分散効果が高く、景気の良し悪しに関わらず安定性が期待できるとしています。
SBI日本高配当株式ファンドについては、日本国内の高配当銘柄を中心に30銘柄程度に投資するアクティブファンドで、年率コストはわずか0.09%。
選定基準は配当状況や財務健全性であり、過去10年間のシミュレーションではTOPIX配当込みを年率5.4ポイント上回る好成績を示しています。
ただし、景気敏感株がやや多く含まれている点がリスクとされており、特に注意点として「タコ足配当」の可能性が指摘されています。
これは、分配金の原資に実質的な元本の一部が含まれる可能性があるというもので、見かけ上の配当利回りが実際の利益を反映していない恐れがあることを意味しています。
以上を踏まえ、投資をする際には「分配金が出る=良い投資先」と単純に判断するのではなく、基準価額の推移や投資先の内容を含めた総合的な視点で判断する必要があると強調しています。
動画の最後では、投資初心者にとってはSBI証券や楽天証券が信頼できる選択肢であるとし、チャンネル登録を促すメッセージで締めくくられています。