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米国高配当ETF「HDV」について知る。財務優良の高配当銘柄に分散投資

この話の内容は、ある高配当株投資家が米国のETF「HDV」に投資している理由について、質問に答える形で詳細に解説したものです。

以下にその要点を客観的にまとめます。

 

発信者は、現在高配当株への投資を検討している視聴者から「HDVについて詳しく知りたい」という質問を受け、その内容に応える形で話を進めている。

彼自身も米国株にはETF中心で投資しており、日本株は個別に買い集めてオリジナルのファンドを構築しているのに対して、米国株では高配当ETFを活用している。

特にHDV(iShares Core High Dividend ETF)はその中核を成しており、今回はそのHDVについて「投資している7つの理由」を主に語っている。

 

まず、HDVとは米国の財務的に優良な企業のうち、配当利回りの高い約70~80銘柄に投資するETFである。

ETFとはいえ、あらかじめ厳選された企業が詰まった「定食セット」や「お弁当パック」のような存在と例えられている。

HDVのようなETFは日本市場には類似のものが少なく、その点も米国ETFを選ぶ理由の一つとされている。

 

HDVに投資する第一の理由は、安定して比較的高い配当利回り(おおむね3.3%〜4%)が得られる点である。

ここで重要なのは、配当利回りの高さが「見せかけ」ではなく、実際に財務内容や業績が安定している企業群によるものであるという点である。

単なる高利回りの企業とは異なり、HDVに含まれる企業は長期的に配当を継続する力を持ち、潰れる可能性が低いとされている。

次に、配当だけでなくトータルリターンも期待できる点が第2の理由である。

 

HDVは2011年の設定以来、年利平均で約11.3%のリターンを出しており、仮に100万円投資していた場合、10年足らずで2.5倍の250万円に増えていた計算になる。

S&P500と比較するとリターンはやや劣るものの、HDVの構成銘柄がディフェンシブ(景気の影響を受けにくい)な性質を持つため、今後の景気後退局面では逆に優位になる可能性も示唆されている。

第3の理由としては、分配金(配当金)の右肩上がりの推移が挙げられている。

米国市場全体の成長に伴い、HDVの分配金も安定して増加しており、2012年には1株あたり約1ドルだった分配金が、2018年には約3ドルに成長したとされる。

このような成長性は、欧州や新興国の高配当株ファンドにはなかなか見られない特徴であり、米国市場の強さを背景にしている。

 

以上から、HDVは「安定した高配当」「財務の健全性」「トータルリターンの高さ」「成長性のある分配金」を兼ね備えた米国ETFであり、特に高配当株投資を志す投資家にとって有力な選択肢となり得ると結論づけている。

また、ETFという形式ゆえに手間がかからず、初心者にも扱いやすい商品であることも暗に強調されている。

補足として、話の中では「配当が高いだけの危険な企業」と「継続性と信頼性のある高配当企業」を峻別することの重要性が繰り返し述べられており、HDVは後者の代表例であるという点が強調されている。

また、米国市場の強さを前提にしていることから、米国経済全体に対する長期的な信頼感が背景にあるとも読み取れる。

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