この動画は、投資初心者向けに「高配当株投資」の始め方、魅力、そして注意点を、専門用語を避けながら分かりやすく解説しています。
目次
高配当株投資とは
高配当株投資とは、株価が比較的安い割に、会社から株主に支払われる利益の一部(配当金)がたくさんもらえる株式を選んで購入し、定期的にお金を得ることを目指す投資方法です。
配当金は「不労所得」となり、株価が上がる可能性もあるため、魅力的な投資法として注目されています。
高配当株投資の始め方:3つのステップ
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高配当株投資について知る:
- 投資にはリスクが伴うため、始める前に基本的な知識を身につけることが重要です。
- 最初から完璧を目指すのではなく、最低限の知識を得てから始め、実践を通じて学びを深めていく「小さく始めて大きく育てる(Start Small, Grow Big)」というアプローチが推奨されます。
- ただし、学ぶことを面倒だと感じる人には、高配当株投資は推奨されません。
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専用口座を開設する:
- 株を購入するためには、証券会社に証券口座を開設する必要があります。
- ネット証券の口座は無料で簡単に開設でき、手続きは1週間程度で完了します。
- SBI証券が特におすすめされており、1株から購入可能で、買い付け手数料が無料である点が理由として挙げられています。NISAや米国株投資にも最適であるとのことです。
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購入する株を選ぶ:
- 口座開設後はいよいよ株選びです。配当金を運んでくれる銘柄を選びます。
- 良い株を選ぶ「考え方」を学ぶことが大切であり、勉強と実践を同時に進めることで成長を実感できます。
高配当株投資の5つの魅力
- 初めての不労所得: 働かずに自動的に入金されるお金であり、特別な喜びをもたらします。
- 毎日の株価に振り回されない: 投資の目的が配当金であるため、日々の株価の小さな変動を気にする必要がありません。
- 将来が読みやすい: 株価の予想は難しいですが、企業の配当予想から将来の配当金を比較的高い確率で予測できます。
- 株価と配当、2つの成長が期待できる: 配当金が得られるだけでなく、企業の成長や市場全体の好況により、株価の値上がりも期待できる可能性があります。また、毎年配当金を増やす「増配」を続ける企業を選ぶことで、もらえる配当金自体が増えていくことも期待できます。
- プロのトレーダーと戦わなくていい: 株価の売買差益を狙う投資とは異なり、高配当株投資は企業を応援し、その利益の一部を配当金として受け取る方法なので、プロのトレーダーと競争する必要がありません。
高配当株投資の5つの注意点
高配当株投資にはリスクも伴うため、以下の点に注意が必要です。
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どんなリスクがあるのか知っておく:
- 株価が下がる可能性: 株価は変動し、企業が倒産すれば株の価値がゼロになることもあります。暴落時には株価が大きく下がるリスクもあります。
- 配当金が減る可能性(減配/無配): 企業の業績悪化により、配当金が減ったり、全く出なくなる(無配)こともあります。これにより株価も下落し、ダブルパンチとなる可能性があります。
- リスクを受け入れられない場合は、投資自体を中止すべきです。
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少ない金額から始められる:
- 最初から大金を投じるのではなく、少額から始めて練習し、もし株価が半分になっても笑い話にできる程度の金額に留めることが推奨されます。
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1つの株にお金をつぎ込まない:
- 分散投資が非常に重要です。少数の会社に集中投資するのではなく、たくさんの会社の株を少しずつ購入することで、リスクを抑え、安定した配当金を得やすくなります。
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「高配当株投資で大金持ちになれるかも」という期待はしない:
- 高配当株投資は、株価の数%程度の配当金を得るものであり、一気に資産を10倍や100倍にするような投資ではありません。
- 少しずつ資産を増やしたい人や、老後の資金、家計の足しにしたい人には向いていますが、短期間で巨額の富を築くことを目指す人には不向きです。
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ステップアップを続ける:
- 最初の配当金を受け取って終わりではなく、常に振り返り、知識を増やし、次のステップへと進む努力が必要です。
- お金を貯める方法を学ぶ、簿記を学ぶ、より良い株を選ぶ方法を研究する、他の投資方法も検討するなど、継続的な学習と実践が求められます。
高配当株ETFについて
高配当株ETF(複数の高配当株をまとめたパッケージ商品)は、個別株を選ぶ手間を省きたい人には便利ですが、日本の高配当株ETFは「不景気の影響を受けやすい銘柄が多く含まれる傾向がある」ことと「手数料が高い」ことから、あまり推奨されていません。
米国株のETFには良いものがあるとしています。
まとめ
高配当株投資は、少額から始め、リスクを理解した上で分散投資を行い、過度な期待をせずに継続的に学習していくことが重要です。
不労所得が得られ、株価に一喜一憂しにくく、将来の予測も比較的しやすいというメリットがありますが、資産減少や減配のリスクも存在し、大金持ちにはなりにくいという特性も理解しておく必要があります。
月10万円程度の配当金は、節約や副業と組み合わせることで多くの人にとって現実的な目標であり、老後の不安解消や人生の選択肢を広げる大きな助けになると述べられています。
投資は「今日が人生で一番若い日」であり、年齢に関わらずコツコツと資産形成を始めることが推奨されています。