この動画では、誰にでも始めやすく、たった4銘柄のETFを使って毎月安定した配当金を得られる「毎月配当生活」の構築方法が紹介されている。
視聴者の多くが「毎月配当が欲しい」と思う一方で、無理に銘柄数を増やすことや、魅力のない銘柄を組み入れることに対する不安を抱えている現状を踏まえ、今回は厳選された4銘柄のみで、月ごとに分配金が得られる仕組みを解説している。
取り上げられているETFはすべて東証または米国に上場されたETFで、分散性が高く、少額(合計で約6万円)からでも始められるため、投資初心者にも適している。
また、米国と日本のETFを組み合わせることで、地域・通貨の両面でリスク分散ができる点も強調されている。
1つ目に紹介されるのは、東証上場ETF「2236 グローバルX S&P500配当貴族ETF」。
これは2023年1月に登場したETFで、年6回(1・3・5・7・9・11月)も配当を受け取れるのが特徴。
構成銘柄は、25年以上連続で増配を続けている米国の大型優良企業であり、特に日用品や医療関連の安定したセクターが中心。
ITセクター(GAFAMなど)は含まれないため、配当重視の投資家にとっては理想的。
パフォーマンスもS&P500と比較してほぼ同等か、それをやや上回る結果を見せており、下落時の耐性にも優れている。
1口1,000円前後と手ごろで、かつ東証ETFであることから、外国税控除の手間が不要という利点もある。
2つ目は、「1478 iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回りETF」。
これは日本国内の高配当銘柄に分散投資できるETFで、年2回(2月と8月)分配金が支払われる。
信託報酬が0.209%と非常に低く、ブラックロックが運用しているため信頼性も高い。
景気敏感株の比率がやや高めであることがデメリットとして挙げられているが、それでも収益の安定性や財務健全性など、厳しい基準で銘柄が選ばれている。
配当利回りは約3%(経費差し引き後)で、配当もコロナ禍以降にしっかり回復している。
現在の価格も2,400円前後と比較的安価で手に入れやすい。
動画内では、日本の高配当ETFに対して否定的な意見(特定のインフルエンサーによるもの)も紹介されているが、個別株に時間をかけたくない人や、老後の管理が不安な人にとっては、ETFによる手間の少ない分散投資が有効な選択肢であると評価している。
このように、米国と日本のETFを戦略的に組み合わせることで、少ない銘柄数でも毎月配当を実現できるポートフォリオが構築可能であることを説明しており、最後にはこれら4銘柄によって完成する「毎月配当カレンダー」が提示される予定である。
全体を通して、初心者にも分かりやすく、かつ実行しやすい投資戦略が提案されている。