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不動産投資家は本当に儲かっていないのか。不動産投資の成功の定義は人それぞれ

この動画では、不動産投資に関する一般的な誤解、特に「不動産投資の9割が失敗する」という言説の信憑性について、現場の経験をもとに丁寧に反論が展開されています。

冒頭で、話し手は「不動産投資の9割が失敗する」というタイトルのYouTube動画を見かけたという話から会話が始まりますが、実際には動画を視聴しておらず、タイトルとサムネイルだけを見たことを明かします。

このようなキャッチーな表現が多くの人の不安を煽り、再生数を稼いでいる現状について、一定の理解を示しつつも、事実に基づかない誇張表現であると批判しています。

 

まず「9割失敗」という数字に関して、統計的根拠がないことを指摘します。

例えば、株式投資においては、2012年に行われた調査によって「7割の個人投資家が損失を出している」という実データがあります。

調査対象は1000人と、一定の信頼性がある一方で、不動産投資にはそのような客観的な統計が存在しないと強調されます。

したがって、「不動産投資の9割が失敗する」という主張は、株式投資の実態と混同された結果であり、事実ではないと結論づけています。

また、話し手は自身が運営する不動産投資のコミュニティにおいて、過去も含めて300人以上の投資家と接してきた経験をもとに、9割が失敗しているような実感は全くないと述べます。

確かに、コミュニティのメンバーはある程度勉強熱心で、投資に前向きな人が多い傾向にあるかもしれませんが、だからといって「成功者ばかりが集まっている」とは言えず、ごく普通の人たちも多く含まれていると補足しています。

 

さらに、不動産投資における「失敗」の定義が曖昧である点にも言及しています。

株式やFXのような短期売買の世界では、売買差益が明確に勝ち負けを分ける基準になりますが、不動産の場合は一時的なキャッシュフローの赤字であっても、長期的に見れば成功になるケースがあると説明します。

その一例として、10年間キャッシュフローが月1万円程度マイナスだった物件について、返済終了後は家賃がほぼすべて収入として残り、年間240万円、毎月20万円の収益を得られるようになったという具体例を紹介しています。

このように、一見赤字に見える投資も、時間をかけて持ちこたえることで利益を生むことがあるという点で、「失敗」とは言えないと主張します。

また、区分マンション投資のように、毎月の収支がややマイナスでも35年後にはローン返済が終わり、家賃収入が残る構造である場合、「年金代わり」として機能する可能性もあると述べます。

したがって、短期的な損益だけで成功・失敗を判断するのではなく、長期的視点で捉える必要があるというのが、全体を通じた主張です。

総じてこの動画では、「不動産投資は9割失敗する」といった過度に煽る情報の信憑性を否定し、実際のデータや現場の知見に基づいて冷静な判断を促しています。

不動産投資の成否は単純な勝ち負けでは測れず、戦略、知識、時間のかけ方次第で結果が変わるという複雑さがあることが強調されています。

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