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Amazon輸出を始める時のハードルとは?英語ができなくても海外で販売できるのか。

https://www.youtube.com/watch?v=smovDnZV_eU

この会話では、「英語が話せなくても、特別な手続きが不要で、ツールも日本とほぼ共通しているため、誰でも比較的簡単にアメリカのAmazon(Amazon.com)で商品販売を始められる」という点を中心に、実際の運用に必要なステップやツール、注意点などが丁寧に解説されている。

まず、英語力は必要ないとされている。

理由は、Google翻訳などの翻訳ツールが非常に充実しているためであり、英語でメッセージが届いたとしても、それを翻訳ツールで読解し、返答も同様に日本語から翻訳すればよいため、大きな障害にはならない。

また、アメリカのAmazon(セラーセントラル)も日本語表示に切り替え可能で、日本のAmazonと操作画面がほぼ同じであるため、操作に迷うことも少ないと説明されている。

 

続いて、販売に必要な基本手続きは主に3つである。

第一に、Amazon.com(北米Amazon)のアカウント作成が必要である。

これについては「グローバルセリング」という仕組みにより、すでに日本のAmazonで出品している人であれば、新たなアカウントを作らずに北米への出品が可能であり、手続きは簡単だとされる。

第二に、Payoneer(ペイオニア)などの国際送金サービスの口座開設が必要である。

アメリカAmazonからの売上はドルで支払われるが、直接日本の銀行口座に振り込めないため、Payoneerが仲介し、日本円に換金して指定の銀行口座に振り込むという流れになる。

多少の為替差や数日程度のタイムラグがあるが、大きな問題ではない。

現在はこの送金手段がほぼ唯一の選択肢とされている。

 

第三に、輸入代行業者(インポーター)との契約が必要である。

日本からアメリカのFBA(フルフィルメントセンター)へ商品を納品するには、直接送ることはできず、一度代行業者を介して商品を送付する必要がある。

この業者が関税処理やFBA倉庫への再配送、返品時の対応なども請け負ってくれるため、信頼できる業者と契約することが重要である。

ツール面については、日本のAmazonで利用されているKeepaやプライスターといったリサーチ・価格改定ツールもアメリカ版があり、基本的な操作や画面構成は共通しているため、すでに使い慣れている人にとっては導入のハードルが低い。

 

また、アプリなど一部日本版と異なる点はあるものの、実務上の支障は少ない。

返品や商品不良への対応についても、代行業者が返品商品の検品や再登録をサポートしてくれる。

必要であれば、中古として再出品する手続きも可能であり、業者が商品状態の確認や画像共有などをチャットワークなどのツールで提供してくれるため、安心して任せられる。

全体として、必要な準備や知識は最小限で済み、運用においても国内Amazonと大差がないため、越境EC初心者でも始めやすい環境が整っているというのが本会話の主旨である。

編集部より

Amazon輸出において、一番の障壁になるのがやはり物流面だろう。多くの人が心配している英語面は、あまり心配する必要はない。システム画面は日本語に変更可能だし、慣れている人はむしろ英語の方が操作しやすいくらいだ。物流面では、直接海外のFBA倉庫にEMSなどを使って送ることはできない。クーリエ業者と自社で契約するか、海外のFBA倉庫に納品してくれる代行業者を探すしかないが、多くの人が後者を選択することになるだろう。クーリエ業者と契約するには、一定数の荷物量がなければそもそも契約できないからだ。日本からアメリカAmazonに送る場合には、TNKロジスティクスやUGXなどが有名どころだ。少量からでも荷物を海外FBA倉庫に発送できるが、FBAラベル貼付やダンボールの準備などはやはり手間になる。海外発送になるため、頑丈に梱包しなければならないし、料金もかなり高い。少量の荷物しか送れないのであれば、送料を相殺できず赤字になってしまうだろ。単価の高い商品を送るか、大量の段ボールを送るかだろう。それに加えて、昨今の関税アップは越境販売業者にとっては悩みの種になる。輸入と輸出の両方を取り入れてリスクヘッジを図るのが賢明な判断になるだろう。

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