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メジャーリーグで始まった「ABS」について調べたまとめ

2026年4月2日

メジャーリーグの試合のハイライト動画をYouTubeで見ていると「ABS」という気になるシステムが導入されていた。

審判の判定に対して、選手がアピールするとすぐにコンピューターによる判定が行われるというもののようだ。

気になったので詳しく調べてみることにした。

2026年シーズンからMLBに正式導入された真新しいシステムです。

ABS(Automated Ball-Strike System)は、一般的に「ロボット審判」とも呼ばれる、最新のトラッキング技術を使ってストライク・ボールの自動判定を行うシステムです。

現在のメジャーリーグで導入されているABSの仕組みとルールについて詳しく解説します。

1. 導入されているのは「チャレンジ制度」

最も重要なポイントは、すべての球を機械が判定しているわけではないということです。 これまで通り球審(人間の審判)がストライク・ボールの判定を行いますが、その判定に納得がいかない場合に機械(ABS)に判定の確認を要求できる「チャレンジ制度」として運用されています。

2. チャレンジの具体的なルール

  • 誰が要求できるか: その判定に直接関わっている打者、投手、捕手の3人のみです(ベンチにいる監督は要求できません)。

  • 要求の方法: 球審のコール直後に、選手が自身のヘルメットや帽子をポンポンと叩くジェスチャーをしてアピールします。

  • 回数制限: 各チーム、1試合につき2回のチャレンジ権を持っています(延長戦に入ると追加されます)。

  • 成功すれば権利は減らない: チャレンジを行い、元の判定が覆った(選手の主張が正しかった)場合は、チャレンジ権は消費されず維持されます。判定が覆らなかった(審判が正しかった)場合のみ、権利を1回失います。

3. ABSのテクノロジーとストライクゾーン

  • ホークアイ技術: 球場に設置された12台の高精度カメラ(ソニーの「ホークアイ」技術)が投球の軌道を数ミリ単位の精度で正確にトラッキングします。

  • 2次元のストライクゾーン: 人間の審判はホームベース上の立体空間(3次元)で判定しますが、現在のABSはホームベースの中央(前から8.5インチの位置)を通過する面(2次元)でストライクかボールかを判定します。

  • 打者の身長に連動: ストライクゾーンの高低は固定ではなく、打者の身長に合わせてシステムが自動的にパーソナライズして調整します(ゾーンの上限が身長の53.5%、下限が27%)。

4. なぜ完全自動化ではなく「チャレンジ」なのか?

マイナーリーグ等での長年のテストを経て、現在の形に落ち着きました。これには以下のような理由があります。

  • キャッチャーの技術(フレーミング)を残すため: 際どいコースの球をストライクに見せるキャッチャーの捕球技術は野球の醍醐味の一つです。完全自動化するとその技術が不要になってしまうため、あえて人間の審判の判定を残しています。

  • 試合のテンポ向上: チャレンジが行われると、結果は球場の大型ビジョンにCGグラフィックですぐに表示されます。数秒で決着がつくため、従来の監督が飛び出してきて抗議するような時間ロスや退場劇が激減します。

審判の誤審による不満を減らしつつ、野球の伝統的な面白さ(人間の要素)とのバランスを取るために導入された画期的なシステムです。次に試合を見る際は、選手が帽子を叩くジェスチャーや、球場のスクリーンに映し出される瞬時のCG判定にもぜひ注目してみてください!

このABSという新しく導入されたシステムによって野球の在り方がどのように変わっていくのか注目しているところだ。

チャレンジによって、審判の判定が何度も何度も覆ることが頻発すると、徐々に「もう人間による判定ではなく全てABSでは良いのでは?」と考える人が増えるのも自然だ。

このような状況になると、従来のベースボールとは一風変わった競技になってしまうだろう。審判は単にストライクやボールの判定をしているだけでなく、試合全体をスムーズに進行する役割も担っている。

審判の存在を疑問視する声が多くなると、これまでの試合の運行方法自体が危ぶまれるだろう。

それだけでなく、エンタメとしてのベースボールがどこか味気なくなってしまう。エンタメ要素を維持するためにも、判定の完全自動化は避けるべきだろう。

実際に選手がチャレンジすると映像が球場にスクリーンに映し出されて観客が湧き上がっていた。ABSが野球の新しい見どころを生み出したと考えることもできる。

新たなドラマが生まれるきっかけになるかもしれない。

ABSチャレンジ 9:00〜

野球には選手のステータスを測定するための無数の指標が存在する。

ABSチャレンジの成功率も選球眼を測定する客観的な指標として確立することになるだろう。

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