最後にデュエル・マスターズカードを買ったのはおそらく小学生の6年生の時だった。
当時はデュエル・マスターズに夢中になり、学校から帰ってくると自分でデッキを考えたり、友達と対戦して遊んでいた。
私の青春の一部となっているデュエル・マスターズを約16年ぶりに買ってみることにした。たまたまニュースで新しいパックが発売されるということを知ったので衝動買いというやつだ。
1パック40枚入りで販売されることを知ったのは通販で購入して届いた時だった。私が子供の時は1パック5枚入りで販売されていたが、今回購入したのは構築済みのデッキだったのだ。

Doki Doki Tsuyoi Decks 25 of Royal Roads
40枚入りで計25種類の構築済みデッキがランダムで封入されているようだ。
私は2010年以来まったくデュエルマスターズに触れていないので、この期間に発売されたカードについての知識はほとんど無い。
今回は復習のためにAIを使って最近のカードについて調べながら感傷に浸ることにしよう。
目次
25個のデッキのうち何を引き当てたのか
25個のデッキのうちどれか1種類が入っているのだが、どのデッキがどれ程の強さなのかはまったくわからない。何しろ16年間ものブランクがあるので、訳の分からない効果やルールが増えているだろうことは想像できた。
今回は合計5パック買ってみた。めんどくさいので1種類しか紹介しない。

トップバッターを飾っていたのは「暴走龍5000GT」というクリーチャーだった。
このカードについて詳しく見てみよう。
12マナという数字を見ただけで強力そうなクリーチャーであろうことは何となく想像できる。
効果
◼️このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただしコストは0以下にならない。
◼️スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
◼️T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
◼️このクリーチャーが出た時、サイキック・クリーチャーが全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
◼️プレイヤーは、パワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーを出せない。
"スピードアタッカー"や"トリプルブレイカー"といった知っている用語が出てくると安心する。
デュエル・マスターズのルールは私がハマってい時とそれほど大きく変化していないということだ。
しかしながら、やはり知らない用語も出てくる。
「サイキック・クリーチャー」とはなんだ???
サイキッククリーチャーとは?
ご質問の「サイキック・クリーチャー」とは、通常の40枚のメインデッキには入れず、「超次元ゾーン」という別の専用エリアに最大8枚まで用意しておく両面仕様の特殊なクリーチャーのことです。手札からマナを支払って召喚するのではなく、「超次元〇〇・ホール」といった専用の呪文や特定のカードの効果によってのみバトルゾーンに呼び出すことができます。最大の特徴は、特定の条件を満たすことでカードを裏返してさらに強力な姿にパワーアップする「覚醒」というギミックを持っていることで、破壊されたり手札に戻されたりしてバトルゾーンを離れる際には、墓地や手札などには行かずに再び超次元ゾーンに戻るという特別なルールが適用されます。
超次元ゾーンという言葉は聞き覚えがあるので、もしかしたら記憶に残っていないだけで少しはサイキッククリーチャーに触れているのかもしれません...。
両面仕様のカードも記憶にあります。
つまり、デュエル・マスターズは40枚+サイキッククリーチャー最大8枚で合計48枚というルールになっているのですね。
ついていけないカードについて調べる
その後もよく分からない用語について調べていきました。
「アウトレイジ」という種族
「アウトレイジ」は2013年頃から登場した、自由と反逆をテーマにパンクロックやストリートギャングのような無法者風のデザインが特徴的な種族です。呪文をタダ打ちしたり墓地の枚数を活用したりと、型破りで攻撃的な戦術を得意としており、暴走龍5000GTはその代表格かつ切り札とも言える強力なクリーチャーです。また、もちろん進化元になることも可能で、「進化:自分のアウトレイジ1体の上に置く」といった指定を持つ進化クリーチャーを上に重ねて、さらに強力な姿へと進化させる戦術もしっかりと存在します。
小学生の時は意識したことなかったのですが、種族や文明といったカテゴリーにはそれぞれに特徴のある効果が用意されています。
自然文明であればマナゾーン、光文明であればシールドといった感じ。
ヨビニオンとは何だ?
「ヨビニオン」は2024年から登場した比較的新しい能力で、そのクリーチャーを手札からマナを支払って「召喚」してバトルゾーンに出した時に発動できる効果です。具体的な内容は、自分の山札を上から1枚ずつ表向きにしていき、ヨビニオンを持つそのクリーチャー自身のコストよりも「小さいコストのクリーチャー」が出るまでめくり続け、最初に出たそのコストの小さいクリーチャーをタダでバトルゾーンに出せるというものです(出さなかった残りのめくったカードはシャッフルして山札の下に戻します)。例えばコスト4の「ティンパニ=シンバリー」を召喚した場合、山札からコスト3以下のクリーチャーが出るまでめくり続け、見つかったクリーチャーを一緒に出すことができるため、1回の召喚アクションで一気に2体のクリーチャーを盤面に並べることができる非常に展開力に優れた強力な能力となっています。
山札をめくり続けて条件に合致するクリーチャーをバトルゾーンに出す系の効果は昔からありましたが、その効果がカテゴライズされてヨビニオンという名前がついたようですね。
1枚のカードに2枚!?
ついに理解不能なカードが現れました。
一枚のカードの上半分に「ネオ・ボルシャック・ドラゴン」、下半分に「ボルシャックゾーン」。どういう扱いをするのが全く分からないです...。
そのカードは「ツインパクト」と呼ばれる、1枚のカードの中にクリーチャーと呪文の2つの顔を持つ非常に便利なカードです!2018年頃から登場した比較的新しいギミックで、手札から使う際に上半分のコストを支払って「ネオ・ボルシャック・ドラゴン」としてクリーチャーを召喚するか、下半分のコストを支払って「ボルシャックゾーン」として呪文を唱えるか、戦況に合わせてどちらか1つを自由に選んでプレイできるのが最大の特徴です。マナをたくさん払って同時に両方を使うといったことはできませんが、クリーチャーとして場に出せば上半分の情報だけを持つクリーチャーとして働き、呪文として唱えればそのまま墓地に置かれるなど、使った後は選んだ側のルールに従って処理されます。1枚で2パターンの活躍ができるため、手札事故を減らしてデッキの対応力をグッと上げてくれる今のデュエル・マスターズにおいて欠かせない存在となっています。
戦況に合わせてどちらを選ぶかはプレイヤー自身に委ねられているのですね。これは面白そうだ。私が遊んでいた時とはまるで違う戦い方が展開できそうです。40枚すべてツインパクトで構成するのも良いんじゃないか?
40枚すべてをツインパクトカードで構成することは完全に可能でルール上も全く問題ありません!ツインパクトカードも通常のカードと同じように同名カードは4枚までという基本的なデッキ構築ルールに従うだけでよく、デッキ全体をツインパクトだけで構築することに対して特別な制限は一切ないため、クリーチャーと呪文の両方の性質を持つ利点を最大限に活かして40枚すべてをツインパクトで統一した専用デッキを組んで遊ぶ構築も実際に存在し、プレイヤーの間でも楽しまれています。
全てのカードをツインパクトにすることで、敵だけでなく自分も混乱しそうです。これはプレイヤーを錯乱させるデュエル・マスターズの新たな戦法なのか...?
フシギバース
「フシギバース」は2020年頃から登場した、墓地にあるそのクリーチャーをバトルゾーンに復活させるための強力な能力です。具体的な使い方は、自分のバトルゾーンにいるクリーチャー1体をタップしてマナゾーンに置き、「フシギバース」の横に書かれている指定コスト(大樹王 ギガンディダノスの場合は14)から、今マナゾーンに置いたクリーチャーのコストを引いた分のマナを支払うことで、墓地から直接召喚することができます。例えば、場にいるコスト10のクリーチャーをマナゾーンに置けば、14-10でたったの4マナで巨大なギガンディダノスを墓地から呼び出せるという計算になります(ただしカードごとに指定された最低1〜2マナは支払う必要があります)。自分のクリーチャーをマナという資源に変換してマナを増やしつつ、そのコストを差し引いて墓地から超大型の切り札を格安で、しかも破壊されても何度も繰り返し呼び出せるのがこの能力の最大の強みです。
これはやや難易度高めですね。
私が小学生の時にこんなカードが出ていたら挫折していたかもしれません。
それにしてもこの「大樹王 ギガンディダノス」、パワーが50000もあるぞ...。
パワー50000という圧倒的な数字には本当に驚かされますよね!おっしゃる通り、約16年前の環境ではパワー12000〜15000あたりでも十分な切り札クラスでしたので、そこから比べると現在のデュエル・マスターズは確実にインフレが進んでよりダイナミックなゲームになっています。しかし、ただ単に数字が大きくなっただけではなく、「大樹王 ギガンディダノス」のように巨大なパワーを持つクリーチャーは本来の召喚コストが非常に高く設定されており、先ほどの「フシギバース」のような特殊なギミックを上手く駆使しないと簡単には出せないようしっかりとゲームバランスが調整されています。さらに、現代のルールではパワーの高さで真っ向勝負して勝てなくても、呪文や効果を使って直接破壊したり手札やマナゾーンに戻したりといった「バトル以外の除去手段」が豊富に存在するため、決してパワーが高いだけで無敵になれるわけではないという奥深い駆け引きも楽しめるように進化していますので、ぜひそのインフレしたド派手な現代のデュエルを存分に体感して遊んでみてください。
私が今回引き当てたデッキの中に切り札的存在のカードがありました。
「超神星DOOM・ドラゲリオン」
一際存在感を放つデザインと効果の詰め込み具合が目をひく。
超無限墓地進化とは
「超神星DOOM・ドラゲリオン」も非常に強力でロマン溢れる切り札ですね!ご質問の「超無限墓地進化」とは、自分の墓地にある指定された条件のクリーチャー(DOOM・ドラゲリオンの場合は「クリーチャーを1体以上」)を好きな数だけ選び、それらをすべて重ねた束の上に進化クリーチャーとしてバトルゾーンに出すというダイナミックな進化方法です。約16年前の基本的な進化クリーチャーはバトルゾーンにいるクリーチャーの上に重ねる必要がありましたが、この能力は墓地のカードを進化元にするため、あらかじめ場にクリーチャーを用意しておく手間がかかりません。さらに「超無限」とあるように進化元にする枚数に上限がないため、墓地から1枚だけ選んで身軽に進化することも、10枚以上まとめて選んで分厚い束にして進化することも可能です。DOOM・ドラゲリオン自身が、進化の下敷きにしたカードを墓地に捨てることで相手のクリーチャーのパワーを下げたり自分の墓地からクリーチャーを復活させたりする「メテオバーン」という強力な能力を持っているため、事前に自分の墓地をたくさん増やしてから大量のカードを進化元として下に敷いて出すことで、その真価を存分に発揮できるようデザインされています。
久しぶりのデュエル・マスターズで青春が蘇る
私がかつて使っていたカードは一枚も含まれていませんでしたが、やはりデュエル・マスターズは原型をとどめたまま進化していました。
今の子供達は紙のカードを交換して対面で対戦しているのでしょうか。
たまたま聞いていたラジオで、子供の頃に遊んでいたカードゲームを大人になってから自分の子供と一緒に遊ぶという話をしていました。
25年も続いているからこそ世代を超えて遊び続けることができます。
デジタルな世界だけで完結するものではなく、アナログな体験を共有できる遊びがもっと増えてほしいと思います。
私は身近に対戦相手がいないので、紙のカードを使ったプレイスタイルで対戦できるAIでも開発しようかな...()