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「JUST KEEP BUYING」ドルコスト平均法に勝てる手法はないことが腑に落ちてからは投資関連の本を読み漁るのを辞めた。

「投資はドルコスト平均法さえ守っておけば他には何もしなくて良い」

この理屈が理解できていたとしても、やはり他にもいろんな個別株に手を出したくなる人もいるでしょう。

数年で2倍どころか10倍に化ける株もあるため、資産分散や儲けを狙う個人投資家は淡々と一定額を買い続けるのは意外と難しいものです。

ドルコスト平均法以外の選択肢を捨てるということは、日々変動する株価や市場の好況に乗っかるチャンスを手放すことにもなるからです。

 

このJUST KEEP BUYINGでは、一貫してドルコスト平均法で投資をすることが勧められおり、それだけでなく「個別株は買うな」という強烈なメッセージも含まれています。

なぜそこまでドルコスト平均法が優れているのでしょうか。

書籍の中では、2つの投資法を例に挙げられています。

 

  1. ドルコスト平均法・・・毎月100ドル投資
  2. バイ・ザ・ディップ

バイ・ザ・ディップでは、毎月100ドルを貯金して、相場が下落した時のみ貯金した額を株につっこむ。

さらに、事前に相場の底値を知っているという前提でドルコスト平均法と比較されています。

 

この投資法を40年間継続すると、70%以上の期間でドルコスト平均法がバイ・ザ・ディップを上回る結果となっているのです。

事前に株価の底値を知っているにも関わらず...。

実際には株価の底値で投資できることなんて極めて稀ですから、これよりもさらに長い期間でドルコスト平均法が優れているという結果になるのがオチでしょう。

事前に株価を分かっている神でさえドルコスト平均法には勝てないということです。

 

私は毎日株の売買をするトレーダーではありません。

あくまでも資産配分のポートフォリオのひとつとして株を持っています。そのため、もうこれ以上株に関する書籍を読み漁るのは辞めた方がいいのでは?と思うようになりました...。

「トレードで儲けたい」と考えている人は、企業の業績などをウォッチしておかなければなりませんが、そうでない人は毎月の投資額を設定しておき、あとは株のことなんか忘れてしまったほうがいいのです。

かける時間に対して得られるリターンは少ないのですから。

投資に時間をかけすぎているなぁと自覚がある人は自分の投資戦略を再考する時かもしれません。

 

巻末の「21の黄金ルール」だけでも読む価値がある。

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