メルカリ、メルカリShopsを使えば海外向けに商品を販売することも不可能ではありません。海外に商品を売る越境ECは発送や通関手続きがハードルになり、多くの出品者にとってなかなか踏み出せない領域でした。
ですがメルカリはBUYEEと提携しており、出品者は日本国内に発送するのと同じように海外の購入者に商品を届けることができます。
日本国内ではあまり売れない商品であっても、海外在住の人からすれば高いお金を払ってでも欲しいという商品はたくさんあります。
海外からの需要に応えるためにも出品者側がしっかりと準備しておかなければなりません。
今回は、メルカリで海外向けに商品を販売するノウハウをご紹介します。
目次
商品ページは全て英語にする(日本語も併記)
海外からはBuyeeのような越境ECを提供する事業者のサイトを通してメルカリの販売ページを閲覧できますが、タイトルは全て日本語表示になっています。
翻訳機能はあるものの、自動翻訳では機械的な翻訳になってしまうため商品の魅力は伝わりにくいでしょう。
何よりも、全て日本語で出品されている商品の中に、英語で出品されている商品があれば海外の購入者の目に留まります。
英語で検索する人向けにキーワードなどは全て英語で記載するようにしましょう。
タイトルに英語のキーワードを含んでいる出品商品をたまに見かけますが、説明欄まで英語になっているものはほとんど見たことがありません。
タイトル・説明欄を全て英語にすることで他者の出品との差別化が可能です。
日本国内のユーザーからの購入も想定している場合は、併せて日本語でも表示しておくようにしましょう。
海外から購入される商品は、当然ながら国内からも購入される可能性があります。何よりも検索されるキーワードが商品ページに含まれていなければ、検索結果に表示されなくなってしまいます。
商品が売れるためにはユーザーに見てもらえなければなりません。その入り口となるのがキーワード選定です。
どのようなキーワードで検索されているのかをリサーチして閲覧数を増やす工夫をしましょう。
メルカリShopsも越境ECに対応
フリマ版メルカリに加えて、事業者が商品を出品できるメルカリShopsも越境販売が可能になります。2023年9月末以降、海外在住のユーザーであってもメルカリShopsの商品を購入できます。
越境EC事業者を通じて世界100以上の国への発送に対応しているため、海外に向けて商品を売りたい事業者にとって嬉しいニュースです。
発送は全て越境EC事業者側が代行してくれるので、面倒な発送や通関手続きは不要です。
メルカリはグローバル展開に力を入れているため、これからも越境EC事業者の増加が考えられます。
世界中からメルカリ内の商品が閲覧されることになるため、販売数の増加も期待できます。
日本限定の商品を売る
ターゲットは海外からメルカリの商品を購入するユーザーです。
Buyeeの利用者は日本から出品されている商品だということを認識していますので、日本特有の商品を探していると考えられます。
自国内で手に入る製品をわざわざ日本から購入するというのは不自然です。
私たちが日本から海外の製品を購入するときには、どのような購買行動をとるのかを考えて海外ユーザーのためになるような商品ページを作成しましょう。
人気がある商品はアニメキャラやアイドルなどのグッズです。日本限定であればさらに購入される確率は高まります。
ポケモンやドラゴンボールのようなアニメは海外でも圧倒的な人気を誇ります。
海外で何が人気なのかをリサーチして需要のあるお宝商品を探しましょう。
Buyeeでも出品直後の商品が購入可能になった
これまでBuyeeではメルカリに出品された商品の中でも、一定期間購入されなかった商品が表示されるようになっていました。
しかし、いつの間にかBuyeeからでも出品直後の商品が購入できるようになっており、いきなり海外ユーザーにインプレッションを広げることができるようになりました。
https://buyee.jp/lp/mercarilagtimefree_feature?lang=ja
出品直後のアイテムがBuyeeで購入可能
メルカリShopsの商品はBuyeeから直接購入できない
フリマサイトのメルカリであれば、Buyeeの公式サイトから購入することができるようですが、メルカリShopsで出品されている商品はBuyeeから購入できない仕様になっているようです。
その代わり、メルカリShopsの商品ページURLを送信して購入依頼をすることで、Buyeeスタッフが購入サポートの可否を確認するサービスを行なっているようです。
Is there any way to get to 'Mercari shops' from Buyee?
高単価商品の方が売れやすい
海外から購入される場合は、高単価商品の方が売れやすい傾向にあります。
海外から購入する場合は送料や税関、手数料などでさらにコストがかかります。
低単価商品のためにわざわざ高い費用を払いたくはありません。
低単価商品の場合は、商品の価格よりも送料などのコストの方が上回ってしまい購入を躊躇してしまうことが考えられます。
高単価商品こそ海外からの購入を想定して、商品ページの多言語化をおすすめします。