WordPressにより、誰でも簡単にWebサイトを作成することができます。
さらに使いやすいインターフェースで、高速かつ専門的な技術的知識を必要としないことから、HTMLやCSSなどのスキルがなくても手軽に利用することができます。
これらの理由から、WordPressは世界中のWebサイトの30%以上で利用されているのです。
さらにWordPressでは、検索結果で上位表示するためのSEOに強いプラグインを簡単に利用することができます。
今回はWordPressに最適なSEO設定と検索順位とトラフィックを向上させるための8つのプラグインについて紹介します。
WordPressでブログを始めたばかりで「SEOのためにどのようなプラグインをインストールしたら良いかわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Googleがサイトをランク付けするための要素
プラグインの紹介に入る前に、Googleの検索アルゴリズムがどのような要素を評価して順位を決めているのかを説明します。
Googleがサイトをランク付けするために評価する重要な要素には
- ユーザーエクスペリエンス
- ページのSEO
- サイトの速度
- モバイルフレンドリー
- 内部リンク構造
- 構造化マークアップ
などがあり、これらの全てが検索順位に影響します。
このほかにも200を超える要素が含まれており、これらがGoogleのアルゴリズムに評価されて検索順位が決定します。
今回はこれらの要素を簡単に設定するのに役立つ8つのプラグインを紹介します。
SEO対策!検索順位を上げるためにWordPressに導入すべき8つのプラグイン
今回紹介するプラグインは、検索キーワードを調べるUbersuggestで知られるNeil Patel氏が推奨しているプラグインです。
W3 Total Cache
今となってはPCよりもスマホやタブレットを利用してウェブを閲覧している人が多いのはいうまでもありません。
そのため、PCよりも性能が劣るモバイルでページの表示速度を以下に早くするかが非常に重要です。
ページの表示速度は2、3秒以内に留めるのがベストです。もちろん早ければ早いほどユーザーはページに訪れてくれます。
ページを表示するのに3秒を超えてしまうと、ユーザーの直帰率が一気に高まり、5秒になると38%にまで増えてしまいます。
それだけページ表示速度を速くすることが検索上位をとるためにも重要となっています。
W3 Total Cacheプラグインは、サイトが可能な限り高速で表示されるように最適化してくれます。
ロード時間を改善し、CDNに接続しやすくなり、サーバーリソースをより有効活用できるため、サーバーが何度も同じコンテンツをプッシュする必要がなくなるのです。
優れたホスティングプロバイダーである場合は、キャッシングが組み込まれていますが、ほとんどのホスティングプロバイダーにはキャッシングが組み込まれていません。
サイトの読み込み時間はPage Speed Insightsで調べることができるのでぜひ利用してみてください。
Smush Image Compression
ブログコンテンツを作成するためにCMSとしてWordPressを使用しているのであれば、少なくとも1つまたは、2つ以上の記事があるかと思います。
その記事の中には文章だけではなく、画像も推奨することを推奨します。
もし画像を使用していないのであれば、すぐにでも記事の中に画像を挿入するようにしてください。
著作権フリーの無料画像素材であればPixabayがおすすめです。
Smush Image Compressionプラグインは、サイトの記事内で画像を使用していた場合に、画像を小さくリサイズして小さくしてくれます。
これにより、サイトの読み込み速度がかなり速くなり、検索順位も上がりやすくなります。
サイト内で画像をよく使用しているのであれば、インストールすることを推奨します。
Yoast SEO
Yoast SEOはSEOに特化したプラグインです。
ウェブサイトのメタタグ、タイトルタグなどを全て最適化してくれます。
それだけでなく、作成した記事に対してう良い効果があるのか、ダッシュボードから通知してくれます。
ほかにも
- サイトマップ作成
- 構造とマークアップをサポート
- SEOに強いか確認する
などSEO対策のための多くの機能が備わっています。
WordPressはすぐに使えるSEOフレンドリーなCMSですが、Yoast SEOプラグインが最後の重要な対策を施してくれます。
WordPressでサイトを作成したら、最初にインストールすべきプラグインとも言えるでしょう。
Sucuri
4つ目は「Sucuri」プラグインです。
もしウェブサイトがハッキングされてしまった場合、検索順位とトラフィックが著しく低下します。
ハッキングされた場合、リカバリーするのはかなり大変です。最終的に回復したとして、運が良くても2,3ヶ月はかかります。
毎月サーバーなどの維持費を払っているのに、これでは全ての努力が水の泡となってしまいます。
このような悲惨な事態を招かないためにも、ハッキングされないようなセキュリティ対策が必要になります。
Sucuriはセキュリティ対策のためのツールセットをまとめているので、簡単にサイトをハッキングから守ることができます。
AMP for WordPress
5つ目は「AMP for WordPress」プラグインです。
このプラグインは、モバイルユーザーをターゲットとする場合に役立ちます。
モバイルでWebサイトにアクセスする場合に、サイトがAMPに対応していると高速で表示することができるようになります。
a3 Lazy Load
6つ目のプラグインは「a3 Lazy Load」です。
ウェブサイトで画像を使用する場合や圧縮する場合、そのWebページの読み込みには時間がかかります。
a3 Lazy Loadプラグインは、ユーザーがサイト内の閲覧やスクロールさえ開始していない時に画像をロードするようにします。
これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、検索エンジンにも評価されるサイトになります。
サイトの読み込みを高速にするのにも効果があるので、インストールしてみると良いでしょう。
All In One Schema Rich Snippets
7つ目は「All In One Schema Rich Snippets」プラグインです。
ページタイトル間でリッチスニペットを共有することで検索の可視性を改善したい場合は、このプラグインを使用すると良いでしょう。
使い方も非常に簡単です。
例えば、近くのレストランを検索したときに、検索画面でそのレストランの評価が5つ星中いくつかなどを見やすく表示されるようになります。
注意しなければならないのは、スキーママークアップを乱用しないことです。
スキーママークアップを乱用すると、Googleからの評価を下げてしまうことになりかねないので、使用する場合は慎重に設定するようにしてください。
Really Simple SSL
8つ目は「Really Simple SSL」プラグインです。
検索結果の上位に位置しているウェブサイトの90%以上がSSLに対応しています。
検索結果の上位に表示されるようにするためにも、最低限SSLを使用するようにしましょう。
SSLに設定するための方法は、使用しているサーバーごとに異なりますので、サーバー会社のウェブサイトを確認してみてください。
サーバー側でSSL設定をすることができれば、このプラグインを使用する必要がなくなります。
ユーザーがセキュリティで保護されたサイトを必要としていた場合、ブラウザによっては「このサイトは安全ではありません」と警告して、ユーザーをブラウザバックさせます。
このようにしてユーザーがサイトから離れていくと、時間が経つにつれて検索順位が低下する可能性があります。
そのため、サイトがSSLになっていることが重要なのです。
まとめ
以上がWordPressにインストールするべきプラグインです。
これら8つのプラグインを使用すると、使用する前と比べて時間の経過とともにランキングが上昇することがわかります。
これら8つのプラグインを適切に使用することができれば、SEO対策としてはかなり効果があるでしょう。
ぜひ、WordPressにインストールしてみてください。