この本のタイトルにもなっていますが、経費計上するためには領収書やレシートは保存しておかなければなりません。
事業に関連する支払いをした際には必ずレシートはもらっておくようにしておきましょう。
必ずしも領収書をもらう必要はありません。目安として5万円を超えたら領収書をもらい、それ以下であればレシートでも十分です。
小さい金額のために毎回領収書をもらうのは手間になるので、負担を減らすためにもレシートだけで経費計上する習慣をつけると良いでしょう。
どのような目的で使った経費かがすぐに思い出せるように、レシートにメモを残しておくことも考えましょう。
当日すぐに会計ソフトに入力するならまだしも、月末にまとめて入力する場合には何のために支払った経費かが分からなくなってしまいます。
税務調査の際には、不審なお金の流れが見つかると「この支払いの領収書を見せてください」と求められることがあります。
ここでしっかりと証拠を示すことができなければ、経費として認められなくなってしまう可能性があります。
大事なのは、領収書をただもらうことではなく、いつ、どこで、誰に、いくら、何のために支払ったのかが分かるようにしておくということです。