アフィリエイトサイトで稼ぐためには「アクセス」が欠かせません。
人が来てくれなければお金を使う人がいませんので、当然ブログ運営者であるあなたにも成果報酬が支払われることはないということになります。
ブログで稼ぐ手段はアフィリエイトだけではありませんが、やはりメインの収益源になり得るのはアフィリエイトでしょう。
今回は、アフィリエイトサイトの運営方法やアクセスを集めるための施策についてご紹介します。すでにご存知の知識もあるでしょうが、改めてブログ運営を見直すきっかけになるポイントもいくつか盛り込んでいます。
特に、これからWebサイトを開設してブログ運営を始めるという方の参考になれば幸いです。
目次
関心のある分野のブログ記事を書く
ブログを運営する上で、自分が興味関心のある分野で記事を執筆することは重要です。興味もないのに「稼げる」という理由だけでブログを作ってしまうと、長続きせず結果が出る前に挫折する原因になります。
アフィリエイトサイトはどんなに短くても6ヶ月の無収益期間があると思っておきましょう。検索結果にも表示されず、アクセスがほとんど集まらない期間を耐えなければなりません。
例えば、健康食品や化粧品はアフィリエイトでそこそこ稼げるジャンルのひとつですが、これらに全く興味がないのに記事を書き始めてしまうと、内容がいい加減なものになったり、中身のない低品質記事を量産してしまう結果になります。
特にこれらのジャンルは景品表示法や薬機法などの法律にも関わるため、情熱を持って取り組めないのであれば手を出すべきではありません。
短期的に稼ごうとすると逆に遠回りになってしまうことがあるということを覚えておきましょう。
興味のあるジャンルであれば、最新の情報をいち早くキャッチしようとするアンテナがすでに育っていますし、コンテンツの質にも反映されます。
知識はアウトプットに直結します。自分の情熱を注げる分野で勝負しましょう。
関連記事
価値あるコンテンツを書く
価値あるコンテンツは、記事を読んだ読者の悩みを解決し、生活に良い影響を与えます。
本当にそんな記事が書けるのか...
検索するときには何かしらの意図を持って検索します。
- 悩みを解決するため
- 知識欲を満たすため
検索意図を満たすコンテンツは、検索者の役に立ちその後の生活を大きく変える可能性を秘めています。
インターネット上に記事を公開すれば誰かに見られることになります。あなたの記事を読んだ読者に良くも悪くも何かしらの影響を与えるということを忘れてはいけません。
本当に役立つコンテンツは読者の悩みを解決し、さらに教育して読者を満足させることができます。
多くのアフィリエイトサイトは「商品を売るため」に設計されていますが、本来であれば記事を読んだ結果本当に必要な人に適切な商品を売るべきでしょう。
着目すべきは商品自体ではなく読者の悩みです。
対象とする読者を設定する
コンテンツを作るときは、どのような読者を対象とするのか事前に決めておくことも重要です。
例えば、B2BとB2C向けのサービスでは、対象とする読者の質が全く異なります。
ちなみに、当サイト「Blogging」はto Cを想定して運営しています。
対象とする読者を絞ることを「ペルソナを設定する」とも言いますね。
具体的には、
- 子育てに悩む30代女性
- 会社の商品の売り上げを伸ばしたい30代営業
のように記事の対象読者を設定します。
アフィリエイトサイトを運営する場合は、商品やサービスがすでに用意されているためペルソナは設定しやすいでしょう。
アフィリエイトサイトの役割は、必要な人に必要なものを届けることです。
記事を書く書く前に対象とする読者の悩みを洗い出し、これらを網羅するようにサイトを作り上げていくのです。
これをサイト設計と呼ぶことが多いですが、上級者ともなると、サイト設計の段階で50記事分のコンテンツを事前に用意しておくという運営者もいます。
運営しながら「どんな記事を書こうかな〜」と悩んで更新が止まるよりも、一気にコンテンツを作り上げて、あとは定期的な更新と改善、補足的なコンテンツを加えるという運営方法のほうがサイト管理はしやすいでしょう。
サイト設計をしないまま記事を書き始めてしまうと、記事コンテンツの方向性がブレてしまい、対象とする読者に伝えるべき情報を見落としてしまうこともあります。
特化型アフィリエイトサイトを作る場合には、サイトをしっかりと設計した上でコンテンツ作りを始めることをおすすめします。
関連記事
記事を拡散する
記事に人を集める流入経路としては検索エンジンが欠かせませんが、SNSも無視できなプラットフォームです。
検索エンジンとは異なり、インデックスやSEOに依存しないアクセスを獲得することができるため、速報性が重要な情報や検索順位が上がりにくいコンテンツで特に有効な拡散方法になります。
ブログとSNSを紐付けて記事を拡散する習慣をつけると良いでしょう。
●各SNSの月間利用者数
YouTube | 6,500万人 |
LINE | 8,800万人 |
4,500万人 | |
4,500万人 | |
2,600万人 |
出典:https://find-model.jp/insta-lab/sns-users/
これだけの利用者数がいることを考えると、SNSからでも集客することは十分可能と言えます。
ただし、SNSでは隙間時間になんとなく利用している人が多いということを考えると、能動的に検索してページに訪れるユーザーより購買意欲は低いと考えられます。
つまり、ただアクセスを集めてアドセンスで収益化している場合は、SNSでの集客でも収益は増えるでしょうが、アフィリエイトで商品やサービスを購入してもらうタイプのサイトを運営している場合は、アクセス数に比例して売上が増えるというわけでもありません。
データを活用する
ブログ運営を始めると
- Google Analytics
- Google Search Console
- Google Adsense
- ASP
などのサイトやアクセス解析ツールを利用する機会が増えるでしょう。
これらのツールにはブログを伸ばすためのヒントがたくさん眠っています。
- どこからアクセスされたのか
- どのリンクがクリックされたのか
- 滞在時間
- どの商品が購入されたのか
これらのデータを管理画面から確認できます。
伸ばせるところはさらに伸ばし、あまり伸びていないページは改善して再度アクセス数を調査し続けます。
このようなPDCAのサイクルを続けることで、データに基づくサイト改善スキルが身につくようになります。この行為はSEO対策そのものです。
初心者もSEO対策のプロも同じ舞台で戦うのがインターネットの世界です。
上を目指すためには、それなりの努力が必要です。
分析ツールで見るべきKPI(Key Performance Indicators)
- CTR(Click Through Rate)
- Conversion rate
- ページ滞在時間
新しいツールを使いこなすのは大変ですよね。
ページレイアウトや機能を理解するまでには、多少なりともストレスがかかります。
ですが、あなたが普段使っているスマホアプリを思い返してみてください。そのアプリもインストールしたばかりの頃は、どのような機能が備わっているのか全く分からなかったはずです。
それが今や、息をするのと同じように何も考えなくても操作できるようになっています。
新しいツールを敬遠せずに、まずは使ってみるというマインドを持つことが大切です。
キーワードツールを使って見落としているコンテンツがないかを探す
記事を書くときには、まずはキーワードツールを使ってどのような単語で検索されているのかを調べると良いでしょう。
キーワードツールは、前述のサイト設計の際にも使われます。事前にキーワードを洗い出し、どのようなコンテンツをどのような構成で書くのか、内部リンク施策などを考えます。
主なキーワードツールとしては
などがあります。
基本無料で利用できますが、機能が制限されている場合がほとんどです。
有料のキーワードツールを使うのであればAhrefs一択です。これひとつあれば他のキーワードツールは必要ないでしょう。
キーワードごとの月間検索数やキーワードごとのSEO難易度を調べられるようになるため、効率よくコンテンツを企画することができます。
レビュー記事を書く
レビュー記事を読む人は、ギリギリのラインで商品を購入しようか迷っています。そのため、レビュー記事を読んで特に不満や問題点がなければそのまま購入してしまう購買意欲をすでに持っています。
商品やサービスを実際に使ってみてレビューする記事は、これからも通用する王道のアフィリエイトコンテンツになるでしょう。
ただし、レビュー記事を書くときには注意点もあります。
「売りたい」という気持ちを全面に出してしまうと、逆効果になってしまうということです。
押し売りされて良い気分になる人はいませんし、むしろ購買意欲を削がれてしまう人の方が多いのではないでしょうか。
記事の場合もそれは同じで、あなたの売りたい欲が強すぎると文章からその欲が読者に伝わります。
- こんなに優れたメリットがある
- 今買わなきゃ損だ
のようなセールス口調の文章になっていないか、自分で書いた記事を公開する前に読み返す癖をつけると良いでしょう。
コンテンツの多言語化
アフィリエイトとは少しずれますが、あなたが日本人向け以外にも対象のコンテンツを投稿しているのであれば、多言語化することも手段のひとつでしょう。
世界中で使われるツールの使い方について解説するページであれば、海外からのアクセスも見込めます。
例えば
- iPhoneの操作方法
- Photoshopでの画像編集方法
- 世界中でプレイされる人気ゲームの攻略
などを解説するページであれば、多言語対応することでよりアクセスを集めることができるでしょう。
検索エンジンでは、検索した言語に対応した結果が表示されるため、ターゲットにする国別に言語を用意しなければなりません。
手間はかかりますが、多言語対応すれば他のサイトと差別化でき爆発的にアクセスがアップする可能性があります。
もしもブログにGoogle Adsense広告を掲載していれば、見る人によって最適化された広告が表示されるため、読者の居住国に関係なく収益アップに直結します。
記事を更新・リライトする
自分が書いた記事を一定期間経って読み返してみると、情報が古くなっていたり、新しいコンテンツを付け加えたくなる箇所が見つかります。
そういうときはなるべく記事をリライトするように心がけましょう。
投稿したあと放置されるサイトは、定期的な運営がされていないサイトとしてSEOでもマイナスの影響を受ける場合があります。必然的に検索順位も下がり、アクセス数が減少していくことになります。
ブログは放置していても一定期間は稼ぐことも可能ですが、永続するものではありません。
資産になるという一面もある一方で、定期的なメンテナンスは必須です。
また、リライトのみならずコンテンツのフォーマットを変えてしまうという更新方法もあります。
例えば、画像で解説されているものを動画に変えてみたり、過去の投稿をまとめて電子書籍化してマネタイズするという方法もあります。
コンテンツの形を変えてPodcastやYouTubeなどにも投稿することで、普段はリーチできない人々にブログコンテンツを届けることができます。
記事の更新方法
- 古い情報を更新する
- 記事コンテンツのフォーマットを変える
- 記事コンテンツを拡充する
- ブログ内の関連コンテンツと内部リンクでつなぐ
- 内容が似ている記事を統合する
他サイトに記事を投稿して被リンク獲得を狙う
自分のサイトだけではなく、他のサイトで記事を投稿することもできます。
「他人のために記事を書きたくないよ...」
と考えている人も多いでしょうが、この方法には労力以上の効果を得られる可能性があります。
記事を執筆した他のサイトから、あなたのプロフィール情報としてブログへの被リンクを獲得できるかもしれません。権威のあるサイトであれば、あなたのブログにもプラスの影響を与えます。
Googleの検索エンジンは、被リンクによるページランクというアルゴリズムを評価指標のひとつとしています。自然な被リンクを獲得できれば、検索エンジンにも評価されやすいということです。
普段では届かない読者にコンテンツを届ける機会になるでしょう。
ライターを募集しているサイトの探し方
WordPress intitle:"ライター募集"
ライターを募集しているサイトを探すときは、上記のように
キーワード intitle:"記事タイトルから探したい文言"
と検索窓に入力します。
WordPressに関連する"ライター募集"ページに絞って検索結果が表示されます。
キーワードは自由に変更可能です。
例えば、金融ジャンルのライター募集ページを探したい場合は、
金融 intitle:"ライター募集"
のように検索します。
ただし、過去に募集していたページなどもたくさん表示されてしまうため、現在募集しているかはページごとに確認しなければなりません。
SEO
SEOはコンスタントにアクセスを集めるのに欠かせません。SNSでは一時的にアクセスを集めることはできますが継続性がありません。
SEOも同様にアクセスを永続的に集められるわけではありませんが、少なくともSNSよりは安定します。そして前述のようにSEO流入の読者は、購買意欲が高い傾向にあります。
検索エンジンからアクセスを集めるためには「役に立つだけ」のブログでは不十分です。
使用しているサーバーの速度やサイトの信頼性、被リンクなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って検索順位が決定します。
読者に悩みに向き合うと同時に、検索エンジンやSEOなどのテクニカルなスキルも求められます。
SEOでアクセスを集めるには
- モバイルユーザーフレンドリーに対応する
- 無料ブログではなくWordPressを使う
- SSL化
- 速度の速いサーバー
まとめ
今回はブログ運営のノウハウ、特にアクセスを集める方法について解説しました。
初心者の方であれば全てを理解できなかったかもしれませんが、これらの知識はブログを運営する過程で避けては通れない必須の知識となります。
「ブログで稼ぐ」ことを目的としている場合は、ライバルと勝負するための知識は重要です。
自分のブログと相性の良い施策は積極的に取り入れるようにしましょう。